夏期研修の速報を皆さまにお届けいたします。
今年のKIDSの夏期研修も新企画をご用意しております!
・事例展開で学ぶ解決志向ブリーフセラピー(夫婦・家族編) 7月31日(土)
解決志向ブリーフセラピー(SFBT)は
モデルはシンプルですが決して簡単なわけではありません。
本講座では、講師の事例を提示し
見立て・見通しに触れつつ
夫婦・家族の扱いにも焦点を当てながら
逐語的に一つ一つの応答を丁寧に検討することによって、
皆様とSFBTの面接展開の実際を学んでいきます。
・“うつ”へのSolution 8月1日(日)
“うつ”への理解と対応は、
自殺予防とも関連し、医療場面だけでなく
産業や学校領域でも最重要なテーマです。
“うつ”への一般的対応、推奨されている療法
(ex:認知行動療法など)、
“新型うつ”、自殺予防、解決志向の是非、
日進月歩の薬物療法などを整理し、
参加者とともに“うつ”へのSolutionを考えます。
また毎年ご好評いただいている
解決志向ブリーフセラピー初級、中級コースも
以下の日程で開催いたします!
・初級 7月24日、25日
・中級 8月7日、8日
いずれの日程も、会場は中野サンプラザ研修室となっております。
パンフレットなど詳細につきましては
後日HPを通じて皆様にご連絡いたしますので、ご期待下さい。
先の話ではありますが、日程の調整をして頂けると幸いです!
暑い日の中になるとは思いますが
スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
楽しいひと時を過ごせたので、
SCや教育相談関係者にちょっとご報告させていただきますね。
その方とは、Carol Dahir先生ですが、
Carol先生は、アメリカ・スクールカウンセラー協会(ASCA)による
全米スクールカウンセリング・スタンダード
(キャンベル&ダヒヤ著 中野訳,2000)の著者のお一人で、
米国、特にニューヨーク州においてスクールカウンセラー教育や
NY州の教育委員会・スクールカウンセラー協会と協働しての
包括的なスクールカウンセリングプログラムの開発、実施と評価などを
行っていらっしゃる方です。
このたびお茶の水女子大の伊藤先生が、
フルブライト・スペシャリスト・プログラムで招聘され
10日ほど日本に滞在中です。
ここ1、2年、日本コミュニティ心理学会でも話題の
スクールカウンセラーのアカウンタビリティや全校的支援を促進する
MEASUREモデル(ストーン&ダヒヤ 井上・伊藤・石原監訳,2007)を考案され、
新しいSC像を示すテキスト
「Transformed SchoolCounselor」も執筆されています。
私の拙論文でも、英文献として引用率が高い先生でもあります。
お茶大で小1時間ほど、伊藤先生と3人でお話しし
その後、約3時間、
池袋で食事やお買い物のホストをさせていただきました。
小柄で明るく気さくな方で、
こういう方だから、教師とSCのコラボレーションが推進でき
SC変革のムーブメントを起こせるのだな、と
とても良い学びになりました。
(小柄な方なのですがそのせいか、
どこかインスーにも似た?明るさ、気さくさ、温かさ&パワーを感じました。
インスーを西洋人にして、少しアカデミック?にした感じでしょうか…)
私のある質問に対し、Carol先生は
米国であってもいまだに、
SCのことを生徒とのんきに話したり、校内をぷらぷら巡回していたりする
楽な仕事だと思っている教師は少なくないとのことで、
教師とSCとが協働するという発想は
まだ十分に浸透していない現状があるとのことでした。
SCの置かれている状況は
日本だけじゃなく、世界中で共通している側面があるとおっしゃっていました。
しかしそこで教師、SCなど学校スタッフが協働し
目標を共有することができたときに、
素晴らしい結果が生まれることも事実であり
それをエビデンスとして
示していく(アカウンタビリティ)ことが大切とのこと。
「言うは易し、行うは難し」であることを
一歩一歩進めていく前向きな忍耐強さも感じられる素敵な方でした!
SCや教育相談関係者、院生の皆さま
ぜひ一度Carol Dahir先生のご著書を
ご覧になってみてはいかがでしょうか?
彼女は、そのまま字義通りに翻訳することではなく、
その国やシステムに会った形にしていくことが大切
と強調していらっしゃいました!
2010年ゴールデンウィーク特別研修のお申込み受付中です!
年度はじめの慌しい時期ですが、
今月末にはGW特別研修がスタートです!
4/29(木・祝)10:00〜16:30
「援助者のための精神科・心療内科で出されるお薬の話」
5/5(水・祝)10:00〜16:30
「事例検討会」
昨年も大人気だった「お薬の話」!
“医療関係じゃないから・・・”
“なんだか難しそうで・・・”
なんていって後廻しにしていた方、
“昨年逃してしまって・・・”
という方にもチャンスです!
森の分かりやすい解説に、ノリ突っ込みを合わせて(笑)、
みなさまにお届けします。
また、「事例検討会」は、KIDS本拠地で
アットホームに行う予定です。
“KIDSに一度行ってみたかった”という人も、
“ゆっくりじっくりケースを検討したい”という人も、
昨年出られた方にも満足していただけるように、
充実した内容でお待ちしております。
「研修案内・申込」ページからお申込いただけます。
みなさま、お誘い合わせのうえ、お早目にお申し込みください♪